◎欧米外為市場サマリー：ユーロ高基調は継続

　２８日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は１ドル＝１１２円３２銭前後と前日に比べ７銭のドル安・円高だった。

　ニューヨーク市場は１１２円１０銭前後で取引が始まった。一時１１１円９１銭まで下落する場面があったが、下げは一時的でその後は、ＮＹダウや原油価格の上昇を受け徐々に上値を切り上げ１１２円３５銭まで値を上げた。結局、１１２円３０銭台で取引を終えた。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．１３７７ドル前後と同０．００３０ドル強のユーロ高・ドル安だった。ユーロは、対円では１ユーロ＝１２７円７９銭前後と同３０銭強のユーロ高・円安となり、昨年４月以来のユーロ高水準に買われた。一部メディアが２７日のドラギ欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁の発言をタカ派的なものとして、市場は間違って受け止めていると報道。これを受け、一時ユーロは売られたが先行きのＥＣＢによる金融緩和縮小に向けた観測は根強く、下値ではユーロ買いが流入し前日に比べ値を上げた。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）