午前:債券サマリー 先物は反落、欧米債券安が影響

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/06/28 11:41
 28日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。27日の欧米債券相場が下落したことを受け、東京市場にも売りが波及した。

 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は27日、ポルトガルで開かれた年次総会で量的金融緩和を来年にも縮小する可能性を示唆。この発言をきっかけに同日の海外外為市場ではユーロがドルや円に対して急伸し、債券市場では売りが優勢となった。ただ、東京市場の債券先物の売り一巡後は日経平均株の軟調推移が下支えするかたちで下げ渋った。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同10年超25年以下」、「同25年超」を対象とする国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物9月限の終値は前日比4銭安の150円58銭。出来高は1兆4303億円だった。現物債市場では10年347回債の取引がまだ成立しておらず、20年債の利回りは前日比0.010%上昇の0.565%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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