[6月28日版]【大幅安となる】様子見ムード和らぐ期待はあるものの…

著者:中原良太
投稿:2017/06/27 21:56

【様子見ムード和らぐ期待はあるものの…】

6月27日の日経平均は小幅高となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは25業種となり、
値下がりした6業種となりました。

また、日経平均は前日比71円74銭高となりました。

27日の日本株市場は、
円安の進行が追い風となり、
強気の様相が続きました。

28日朝にはイエレンFRB議長の講演があり、

講演が終わって以降は様子見ムードが和らぎ、
上値が軽くなる可能性も期待できるでしょう。

一方、今のところのCME先物市場の動向を見ると、
6月27日20時59分現在でCME日経平均先物は対日経平均比-60円。
弱気な動きを続けています。

反転すれば上昇の可能性が高まるものの、
現時点では未だに上値の重そうな雰囲気が出ています。

この状況が好転しない限りは、
短期的には日本株の上昇は見込みづらいと考えられます。

相場が反落へと転じる可能性も考慮して、
いまのところは、様子見しつつトレードするのが良さそうです。

ちなみに、相場の上昇が期待しづらい状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+8.78%)
◯ 空運業(同+6.86%)
◯ 電気機器(同+5.51%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。

何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

6月28日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想