明日の為替相場見通し=欧州不安の行方を注視

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/30 18:04
 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、111円台を維持できるかが焦点となりそうだ。予想レンジは1ドル=110円50~111円80銭。

 この日は、イタリア総選挙が前倒しとなり今秋にも実施される公算が高まっているほか、英国のメイ首相が合意なしにEU離脱をする用意がある、と表明したことから欧州不安からリスク回避の動きが強まり一時、110円70銭台まで円高が進んだ。この欧州不安が長引くかどうかが関心を集めており、今晩の欧米市場の動向が注目される。経済指標では、米4月個人消費支出(PCE)コアデフレーターが発表される。同指標は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を探るうえでも重要なものであり、その結果への関心が高い。また、米5月CB消費者信頼感指数も発表される。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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