外為サマリー：一時１ドル１１１円２０銭台を回復、売り一巡後に持ち直す

　２３日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後５時時点で１ドル＝１１１円２０銭前後と、前日午後５時時点に比べ１０銭程度のドル安・円高となっている。

　欧州時間のドル円相場は、売り一巡後に持ち直す動きとなり、午後４時３０分頃には１１１円２０銭台を回復。一時は１１０円９０銭台まで値を下げる場面もみられたが、朝方につけた安値（１１０円８６銭）を下回らなかったことから下値の堅さが意識されたもよう。また、時間外取引で米１０年債の利回りが２．２２％台から２．２４％台に戻していることを背景に、ドル売りが後退している面もあるようだ。ただ、トランプ米政権とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑は依然としてくすぶっており、上値に対しては慎重ムードもある。

　ユーロは対円で１ユーロ＝１２５円１１銭前後と同７０銭強のユーロ高・円安。対ドルでは１ユーロ＝１．１２５１ドル前後と同０．００８０ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）