午後:債券サマリー 先物は小幅上昇、2年債入札結果は順調も上値限定的

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/28 16:01
 28日の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅上昇。この日に実施された2年債入札が順調な結果となったことを受けて買われる場面もあったが、上値は限定的だった。

 債券先物は午後に、一時151円07銭まで上昇。2年債入札の結果が、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4厘と前回(3月30日)の1銭3厘から縮小し、応札倍率が5.51倍と前回の3.82倍を上回ったことが好感された。ただ、夕方に日銀が発表する「5月の国債買い入れ方針」を見極めたいとして、市場参加者の多くは積極的な売買を手控え気味。あすからゴールデンウイーク(GW)期間に入ることなども影響し、上値は重かった。

 この日の先物6月限は150円98銭で始まり、高値は151円07銭、安値は150円94銭、終値は前日比4銭高の151円02銭。出来高は1兆9195億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日に比べ横ばいの0.015%、20年債が同0.015%低下の0.555%、30年債が同0.015%低下の0.780%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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