外為サマリー:1ドル110円10銭前後でもみ合う、地政学リスクはやや後退も上値重い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/25 15:38
 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=110円14銭前後と前日午後5時時点に比べ7銭前後のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=119円66銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は午前11時過ぎに110円台を回復し、その後、午後にかけて110円近辺での一進一退が続いた。きょうは北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年にあたり核実験などの軍事挑発が懸念されたが、午後にかけ具体的な動きはなかったことから、リスクオフ姿勢がやや後退した。ただ、北朝鮮は大規模な砲撃演習を行ったとも伝えられ依然、地政学リスクは払拭し切れず上値の重い状態が続いた。トランプ米大統領は26日に税制改革案を発表する予定であり、市場はその内容を注目している。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0864ドル前後と前日に比べ0.0010ドル前後のユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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