外為サマリー：１ドル１１０円半ばで一進一退、依然方向感に欠ける展開

　２８日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後３時時点で１ドル＝１１０円６３銭前後と前日午後５時時点に比べ４０銭強のドル高・円安。ユーロは１ユーロ＝１２０円１９銭前後と同４０銭強のユーロ高・円安で推移している。

　ドル円は１１０円半ばで一進一退。午前８時過ぎに１１０円８２銭まで上昇した後、午後１時過ぎに１１０円５２銭まで軟化したが、方向感に欠けるなか１１０円６０銭前後を中心とするもみ合い相場が続いた。米トランプ大統領がオバマケア代替法案を撤回し今後の政権運営に不透明感が強まったことの影響は大きく、ドル買いフローは減少している。ただ、１１０円ライン前後では買いが流入することから、上下に動きにくい状況となっている。

　ユーロは対ドルでは１ユーロ＝１．０８６３ドル前後と前日に比べ横ばい圏で推移している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）