来週の為替相場見通し=依然、上値重い展開も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/24 18:10
 来週の外国為替市場のドル円相場は、足もとのドル安・円高トレンドが続くかどうかを見極めることになりそうだ。予想レンジは1ドル=110円00~112円50銭。

 この週は、オバマケア代替法案の採決を巡り米共和党内の意見の分裂が発覚したことを受け、米トランプ政権の政策運営への不安感が高まったことから、ドル円は一時110円60銭台まで下落した。同法案は米国時間の24日にも採決が見込まれており、その結果に左右される面はあるものの、来週も依然、上値の重い展開となる可能性はある。テクニカル分析では「一目均衡表での抵抗線となっていた111円27銭前後を下回ったことからドル安・円高へトレンド転換した可能性も」(アナリスト)との見方がある。来週は国内では31日に2月消費者物価指数や同鉱工業生産が発表される。海外では、特に30日の米10~12月期GDP確定値が関心を集めそうだ。また、31日の中国3月製造業PMIも注目される。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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