◎欧米外為市場サマリー：一時１１０円７０銭台に下落

　２２日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は１ドル＝１１１円１５銭前後と前日に比べ５０銭強のドル安・円高。ユーロは、１ユーロ＝１２０円００銭前後と同８０銭強のユーロ安・円高だった。

　ニューヨーク市場は１１１円３０銭前後で取引が始まった。医療保険制度改革法（オバマケア）の代替法案を巡り、共和党内部での調整が難航。同法案の可決に不透明感が漂うなか、ドルは一時１１０円７２銭まで下落。昨年１１月下旬以来の安値をつけた。トランプ政権の政策運営への不安感が台頭していることがドル売り要因となった。ただ、売り一巡後は米長期金利の低下一服やＮＹダウの下げ渋りを背景にドルの下値には買いが流入。結局、１１１円１０銭台で取引を終えた。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０７９７ドル前後と同０．００１０ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）