3月1~3日に開催されるスマートエネルギー2017をチェック

投稿:2017/02/24 13:57

■上場企業も多数出展

水素・燃料電池展、太陽電池展、二次電池展、スマートグリッドEXPO、風力発電展、電力自由化 EXPO、バイオマス発電展、火力発電EXPO、9つの展示会(EXPO)を東京ビッグサイトに集結させるスマートエネルギーweek2017の開催が迫っています。

専門分野ごとに設置された展示会では、最新技術や製品を求める来場者と、世界中から集まる出展社との間で、多くの商談が行われので、直接来場する方も、投資家からも内外で注目されているEXPOのひとつになります。

リードエグジビジョン・ジャパン社が、度々開催している見本市のひとつであり、今回はエネルギー関連に特化したEXPOです。

多数出展する企業の中で、上場企業も見受けられますので、もう既に物色対象となっているものもありますが、低時価総額で触りやすい銘柄をメインにピックアップしたいと思います。

日本アビオニクス(6946)時価総額 70億程度
火力発電EXPO、二次電池展に出展。
防衛用表示機器、音響機器大手で防衛関連約4割。民需は赤外線、接合装置が中心。
リチウムイオン電池などの組立てに使用する抵抗溶接電源など多数出展。

シンデン・ハイテックス(3131)時価総額 30億程度
二次電池展に出展。
液晶や半導体の専門商社。韓国LGディスプレー社やSKハイニックス社の製品取り扱いが主。
新世代の鉛蓄電池であるSi-C鉛蓄電池の出展。

オハラ(5218) 時価総額 300億程度
二次電池展に出展。
光学ガラス老舗メーカー。生産量は国内トップ。一貫生産に強み。セイコー、キヤノンが大株主。
全固体リチウムイオン電池など出展。

トレイダーズ(8704) 時価総額 140億程度
グループ企業のZEエナジーがバイオマス発電展に出展。
木質バイオマス発電システムや、バイオマスボイラーなど多数出展。

●省電舎(1711) 時価総額 25億程度
バイオマス発電展に出展。
省エネコンサル事業の草分けだが、同事業は縮小。太陽光発電施設の施工に特化し再建中。

放電精密加工研究所(6469) 時価総額 80億程度
火力発電EXPOに出展。
放電加工専業で国内最大規模。アルミ押出用金型も首位。既存技術生かし航空宇宙分野を開拓中。
産業用ガスタービンブレードの出展。

●ロゼッタ(6182)時価総額 200億程度
風力発電展に出展。
人工知能とWeb検索活用の自動翻訳サービス・ソフトを提供。専門的な産業向け翻訳に特化。
高精度のオンライン自動翻訳「熟考」 の出展。

三社電機製作所(6882)時価総額 75億程度
スマートグリッドEXPOに出展。
電源機器と半導体の生産が柱。金属表面処理用電源で国内首位。半導体はパワー系でニッチ特化。
蓄電池対応パワコンや逆流防止ダイオード等。


本田隆一郎
株式投資暁投資顧問 取締役
配信元: 達人の予想