午前：債券サマリー 先物は続伸、米債券高が支援材料

　２０日午前の債券市場で、先物中心限月３月限は続伸。フランス大統領選を巡る不透明感などを背景に、前週末１７日の米債券相場が上昇したことが支援材料となった。

　債券先物は１４９円９９銭でスタートし、一時１５０円０２銭まで上昇。ドル円相場が円高方向に振れるなど、リスクオフ姿勢の強まりから債券は買いが優勢だった。ただ、一部で期待された日銀の国債買いオペが見送られたこともあり、一段と上値を追う勢いには乏しかった。

　午前１１時の先物３月限の終値は前週末比８銭高の１４９円９９銭。出来高は４４５６億円だった。１０年債の利回りが前週末に比べ横ばいの０．０８５％で、２０年債や３０年債の取引はまだ成立していない。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）