午前：債券サマリー 先物は続伸、欧米債券高の流れを引き継ぐ

　８日午前の債券市場で、先物中心限月１２月限は続伸。金融不安の後退などを背景に、７日の欧米市場で債券相場が上昇した流れを引き継いだ。

　債券先物は１５０円６５銭でスタートし、一時１５０円６９銭まで上昇。イタリアの大手銀行への公的資金投入が検討されているとの報道を受け、イタリア国債をはじめ欧米国債の利回り低下が東京市場にも波及した。ただ、この日に実施される３０年債入札の結果を見極めたいとのムードもあり、上値は限定的だった。

　午前１１時の先物１２月限の終値は前日比３銭高の１５０円６０銭。出来高は２兆１６４８億円だった。１０年債の利回りは前日比０．００５％上昇の０．０３５％、２０年債は同０．０１０％低下の０．４９５％だった。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）