今夜から週明けの判断材料と戦略

著者:平野朋之
投稿:2016/10/28 20:24

■米7-9月期GDPの結果でどう動くのか


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■本日のアジアタイムでは、月末要因による国内勢のドル売りも散見されました。しかし、105円前半では個人投資家の買いや株価上昇に支えられ、105円台をキープしています。


今夜の売買戦略としては、やはり米7-9月期GDPとみています。

事前予想では前期比年率で2.6%増と前回の在庫調整が進んでよくなると言われていたのでこのレベルは納得のいく数値だと思います。そこで結果がどのように発表されるかでそれぞれ分けて考えたいと思います。

・ +3.0%以上…106円台突破
・ +2.7~2.9%…105円ミドル~106円
・ +2.6予想通り…利食い売りで調整105円台を挟んだ攻防戦
・ +2.3~2.5%…売り優勢104円台ミドル
・ それ以下…急落で103円台後半



■短期的にはテクニカルは強いのですが、何しろ来週以降はイベントづくしなので、上値追いはしたくないイメージです。
基本的には押目買いを考えています。

また、今夜はNY株の指数にも注目しています。

今朝も書きましたが、好決算の状況にも関わらず方向感のない動きになっています。

特に、ナスダックの日足を見れば、「十字線(気迷い線)⇒大陰線」となっているので、株安には注意したいです。

いずれにしてもイベントラッシュ前なので、ブレイクアウトは少々控えたい水準です。
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想