米長期金利の後押しで105円台回復を狙う＝外為どっとコム総研 神田卓也

米長期金利の後押しで105円台回復を狙う

昨日のドル/円は、104円割れのピンチを幾度も凌いで104円台後半へと持ち直すなど底堅さが光った。主要通貨に対してドルが下落する中にあってもドル/円だけは上昇した格好であり、それを支えたのは米長期金利の上昇だ。米長期金利は来週の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ)を前に低下しにくいと見られ、原油などの資源価格が堅調を維持していれば、本日の7年債入札などをきっかけに上昇が加速する事も考えられる。米10年債利回りが1.80％を明確に越えれば、日米金利差が拡大する事になり、ドル/円の105円台回復も見えて来るだろう。