再び104円の壁が構築中

著者:川島寛貴
投稿:2016/10/12 20:15

104円台は一筋縄では抜けられない

本日のドル円は、連日続いている東京時間午前の上昇も弱まってきており、本日は仲値後にしっかり売られてきました。
104.00-20円には輸出企業の売りが再び並んできたおり、またFX会社のオーダー状況を見てみると個人投資家の売りもびっしりと並んでおります。
10月はまだまだ上方向は見ているものの、短期的に越えるのには新たなドル買い材料か時間が必要となりそうです。

14日金曜日の小売り売上高に期待が掛かりますが、昨日から始まった米企業の決算でアルミ大手の※アルコアの決算が芳しくなかったことから、今夜の米国市場は弱含みそうに思えます。

ドル円は103円台半ばで安定していますが、昨晩のNY市場の値動きを見ていると下がったところはしっかりと買いが入ってきている模様。
103円を割り込むほどの深押しがあれば、買いで入って良さそうです。

※米国企業の決算はこの企業からスタートするため、この企業の決算が良いと他の企業の決算も良いのではないかという思惑で米国株が動きやすい。

本日の東京株式市場は、海外株安×円高であったにもかかわらず下落幅は1%と強い印象。
引け際には下げていきましたが、午前は強い印象を持ちました。そんな潮目が変わってきた雰囲気のなか、トヨタとスズキが業務提携に向けて検討しているという話題が飛び込んできました。

最近は一時的にも株高にドル円がついていく相場にもなってきていますので、安いところで買えたドル円は東京市場まで持ち越すというアイディアもあります。

明日の東京市場は盛り上がりそうですね!
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想