ドル円、強弱材料入り混じる?!

著者:遠藤寿保
投稿:2016/09/30 09:35

マーケットコンディション

昨日のドル円は、100.65円で始まると、東京時間には、OPECの減産合意との報道を受け、リスク選好ムードとなり、101円を突破し、101.74円まで上昇。ロンドン時間は円安が一服となり、ドル円は101円台前まで下押しした。NY時間、4-6月期の四半期GDPは1.4%(予想1.3%)と上振れ、原油価格が上昇した事等を受けドル円は101.83円まで上昇。その後、一部の大手ヘッジファンドがドイツ銀行内から余剰資金を引出したとの報道を受け、リスク回避から、ドル円は100.83円まで売り込まれ、101円を挟む展開となり、101.03円でクローズをむかえた。

ドル円、強弱材料入り混じる?!

11月のOPECまでは、予断を許せないが、OPECの減産合意が本物であれば、ドル円の底打ちの可能性も高まりそうである。またドイツ銀行の件は、今に始まった事ではないか、ここにきて注目を浴びる売り材料となっている。強弱材料が表れてきているが、現時点ではトレンドを作るまでのインパクトにはなっていない。目先の注目は、9月の米国利上げが延期になった主犯である米国の、ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数・米国雇用統計か.

☆戦略

売り

注)本日の予想は9月30日9:40に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想