国内大手証券、日銀のホームページ閲覧不能は深刻な問題

　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は２７日、日銀の金融政策発表時の問題点として「発表時間の未定」と「日銀ウェブサイトにアクセス集中し閲覧が不能になること」を挙げた。日銀は金融政策の発表時間を決めていないことに対しては、「日銀会合前後の時間帯におけるドル円の無用な値動きを誘発しかねない」と指摘。他の主要中央銀行の政策発表時間はあらかじめ決まっており「日銀にも同様の対応は可能なはずだ」としている。

　より深刻な問題は日銀のホームページ（ＨＰ）が閲覧できなくなることで「閲覧できる人とできない人がいれば著しく公平性に欠く」という。今回の発表時間は１３時１８分だったが、ＨＰで内容を確認できたのは１３時４４分だったとしたうえで、「ポジションをもっていないアナリストにとってはまだしもポジションをもつ投資家にとってはより深刻な問題だろう」とし、今後の改善を要望している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）