[9月26日版]【大幅安となる】日本株反落、このまま衰退か？

【日本株反落、このまま衰退か？】

9月23日は、先日までの日本相場の上昇とは反し、反落となりました。日経平均は前日比で53円60銭安。一方、業種別で見ると、東証一部の全業種33業種のうち、17業種が上昇。残りの16下落へと転じており、やや強い動きの銘柄も見られました。

9月21日は、日銀の金融政策決定会合の発表を受け、相場全体が強気に推移しました。この理由としては、「マイナス金利」の深掘りが見送られたことが挙げられるでしょう。これが原因となり、21日には日経平均は315円高。かなり強い動きとなりました。

その直後、23日には形勢が一転。ドル円が急激に円高へと振れた経緯もあり、日本株市場は一転して下落しました。また、今までの急上昇の反動となり、利益確定が先行する展開となりました。

円高の背景には、9月20日〜21日に開かれたFOMCによる定例会合がありました。政策金利の据え置きが決定され、円高に進行に拍車がかかりました。日銀の発表も、FOMCによる発表により、ちょうど帳消しにされた形です。

そう考えると、まだまだ利益確定目的の売り勢力は残っているとも考えられます。このまま週明けも売り先行の状況が想定されますので、むやみな押し目買いは危険かもしれません。

今のように、大きな相場上昇があまり期待できない局面では、ここ１週間で急伸した業種には要注意。これらの業種は特に利益確定されやすいと考えられますので、安易に追いかけ買いしたくないところです。

【ここ１週間で急伸した業種別株価指数】
◯ 銀行業（前週比+5.74%）
◯ 海運業（前週比+4.44%）
◯ ゴム製品（前週比+4.16%）

以上の３業種については、直近の急伸もあり、短期的には利益確定されやすい状況だと考えられます。短期的な反落には要注意です。

23日20時55分現在でCMEは対日経平均比-204円。やや弱含んでいることもあるため、翌日以降も続落へと動く可能性があるでしょう。このまま暴落につながる可能性も踏まえ、今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。9月26日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。

では、9月26日も１日、引き締めて行きましょう！