【9月26日予想】米国利上げ見送りによって・・・

著者:田村祐一
投稿:2016/09/24 18:19

好悪材料が混じって膠着感強い

23日の日経平均株価は、
前日比53円60銭安の16,754円2銭で引けました。

米ドル為替が1ドル100円台まで円高に進行したことで、
輸出関連株を中心に売り優勢で推移しました。



米連邦準備制度理事会(FRB)は21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、
政策金利の据え置きを決定し、追加利上げを見送りました。

その結果、米ドル為替が円高に進行しており、

相対的に輸出企業の多い日本株市場は、
利益確定売りに押されています。


直近の懸念事項である米国利上げが先送りされたことで、
世界経済の停滞懸念は一旦は遠のいたものの、

利上げが見送られたことで、米ドル為替は円高に転じています。

日本株市場にとって、今回の利上げの見送りは、

世界の株式市場が好転しているという意味ではプラスですが、
為替面ではマイナスの材料です。

プラスとマイナスの材料が入り乱れ、当面の日本株市場は、

大きく下がらないものの、大きくも上がらないという
相場展開になる可能性が高いでしょう。


特に、1ドル100円台で推移している間は、
企業業績への懸念が常に付きまとうことから、
積極的な買いは入りにくいでしょう。


以上から、週明け26日の日経平均株価は、
「小幅ながら下落する可能性がある」と判断しました。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想