ヒロセ通商、材料連発で堅調推移

著者:川島寛貴
投稿:2016/08/25 23:50

好決算&大量保有&株主優待

ヒロセ通商のキャンペーン商品の一部
FXトレーダーには馴染みが深いヒロセ通商(7185)

3月に上場した大阪に本社を置くFX専業会社ですが、ブレグジットで株価が低迷したのち、好材料を連発し年初来高値を更新してきています。

第1四半期の連結決算は、売上高19億6400万円、営業利益7億1200万円、純利益4億4500万円となり、1~3月期営業利益との対比で2倍に。

続いて、8月10日に元レオスの個人投資家が大量保有報告書を提出。

さらに、期待されていた株主優待を7月19日に発表しました。

その株主優待の内容ですが、100株の保有で自社キャンペーン商品1万円相当をもらえるとのこと。
自社キャンペーン商品とは、餃子やラーメン、カレーなど毎月同社のユーザーにプレゼントしている食品のこと。
さらに、配当金が1株あたり14円あります。

このため、配当+優待利回りは株価1,300円で計算すると約9%ほどとなり魅力的です。

さらに、時価総額が77.5億と小さくPERは10倍以下と割安。
FXの取引高は国内業者4番目と規模もそれなりにあり、業界一位のGMOクリックHD(7177)のPER12倍ほどまでは上昇してもおかしくなさそうです。

6月のブレグジットの際には、事前に決まっていたイベントだけあり各FX会社は利益を上げており、同社もその恩恵を受けていると思われます。

大量保有を提出した片山氏がどこで利益確定をしてくるかキチンレースのようなところがありますが、目先の株価はしっかりしていることから、9月末の権利確定付き最終日に向けてしっかりとした値動きが期待できそうです。
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想