ドル円、イエレンFRB議長講演前に膠着?!

著者:遠藤寿保
投稿:2016/08/24 10:01

マーケットコンディション

昨日のドル円は、100.31円で始まると、東京時間は、ジャクソンホールでのイエレンFRB議長講演を前に、100円台前半で小動きとなった。ロンドン時間、フランス・ドイツ・ユーロ圏の8月製造業・サービス業PMIが発表されたが、大きな落ち込みもなく、総じて堅調となると、ユーロドル・ポンドドル等が上昇し、ドルが売られた事で、ドル円は一時99.94円まで下押しした。NY時間、7月 新築住宅販売件数は、65.4万件(予想58.0万件)と上振れたが、8月米リッチモンド連銀製造業景気指数が▲11(予想6)と大幅下振れとなったが、マーケットの反応は限定的で、100円台前半で底堅く推移した。

ドル円、イエレンFRB議長講演前に膠着?!

昨日発表の欧州圏のPMIが意外と堅調となっており、英国のEU離脱による経済リスク懸念は後退気味。過去何度か歴代FRB議長発言で、マーケットの流れを変えたジャクソンホール会議だが、イエレンFRB議長の講演に注目が集まる。欧米株が高値圏とは言え堅調な状態で、米国の利上げを早めることは考えにくく、ドル円95円を意識した動きの切掛けになるのではないか。

☆戦略

売り

注)本日の予想は8月24日10:00に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。

遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想