[6月27日版]【大幅高となる】日経平均1286円33銭安、これからどうなる?

著者:中原良太
投稿:2016/06/26 22:08

日経平均1286円33銭安、これからどうなる?】

6月24日の寄り付きは、円安や欧米株高を受けて、好調な滑り出しを見せました。しかし、英国の投票結果により、EU離脱が確実との報道があって以降は、相場全体が大荒れ。ついには、日経平均は15000円割れとなるほどの大暴落になりました。日経平均は前日比で1286円33銭安。業種別で見ても、東証一部の全業種33業種のうち、全業種が下落へと転じました。

英国のEU離脱派が多数だったことを受け、リスク回避の動きが強まっています。ドル円が大きく円高へと動き、株式は全面安になりました。

ただし、夜間に入ってからは円高の流れが一服しており、先物にも見直し買いが入っています。この点を踏まえると、今回の急落は一旦は終了し、短期的には反発の流れが強まるのではないかと考えられます。

EU離脱により悪材料が出切ったという考え方もできるため、今まで模様眺め気分だった投資家は、そろそろ動き出すかもしれません。

何にせよ、楽観的な動きは禁物です。このような状況では、まだ下落していない業種には要注意。これらの業種は、含み損を補填するため、早い段階から損切り・利益確定されやすいと考えられます。安易に購入すると、高値づかみとなるリスクがあるでしょう。

参考までに、直近1ヶ月であまり下落していない業種をご紹介します。

【ここ1ヶ月であまり下落していない業種別株価指数】
◯小売業(前月比-4.22%)
◯鉱業(前月比-4.23%)
◯食料品(前月比-6.57%)

以上の3業種については、直近の急伸もあり、短期的には利益確定されやすい状況だと考えられます。短期的な反落には要注意です。

24日17時53分現在でCMEは対日経平均比+393円。この流れのまま、相場全体は一旦は反発へと動きそうです。このまま本格的にリバウンドにつながる可能性も踏まえ、場合によっては押し目を狙いたいところ。6月27日のスタンスとしては、【大幅高になる】と強気で臨みます。

では、6月27日も1日、引き締めて行きましょう!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想