ドル円、Brexit(英国のEU離脱)・原油価格下落で調整か!?

著者:遠藤寿保
投稿:2016/06/01 09:59

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.10円で始まると、東京時間は、日経平均株価が堅調となり、リスク回避ムード後退となる中、111円を挟む堅調な動きで、午後には111.34円まで上昇。ロンドン時間になると、ポンドが急落するとドル円は110円台後半まで下押しするが、限定的。NY時間、Brexit(英国のEU離脱)リスクが再燃し、原油価格が下落すると、NYダウ平均が下落。米5月シカゴ購買部協会景気指数が、49.3(予想50.1)となる等、米経済指標もさえない発表となり、ドル円は、リスク回避ムードもあり、110.50円まで売り込まれた。その後、買い戻しも入り110.72円でクローズをむかえた。

ドル円、Brexit(英国のEU離脱)・原油価格下落で調整か!?

ここにきて、英国のEU離脱問題が再燃した。これは、正直ふたを開けるまでは、どちらに転ぶか不明である。また、原油価格も不安定となり、週後半の石油輸出国機構(OPEC)総会に注目が集まっている。ドル円は、テクニカル的に見ても反転か暴落の際のレベルとなっており、日足ベースの一目均衡表でも、雲上限を突破できるかどうかに迫っている。今週末に向けて、OPEC総会(6/2)・米国雇用統計(6/3)で、目先の方向性が決まるかもしれない。

☆戦略

買い

注)本日の予想は6月1日10:00に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想