東京株式（寄り付き）＝売り買い交錯もやや買い優勢でスタート

　２７日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比５８円高の１万６８３０円と続伸。

　前日の米国株市場ではＮＹダウは小幅安もナスダック指数は小幅プラス圏を確保、ＷＴＩ原油先物価格が一時７カ月ぶりに５０ドル台を回復するなどリスクオンの流れが持続している。ただ、きょう閉幕する伊勢志摩サミットの動向を見極めたいとの思惑から積極的な買いが入りにくく、市場エネルギーが盛り上がりを欠くなか、上値も重い可能性がある。日本時間今晩に予定されるイエレンＦＲＢ議長の講演内容も気がかりだ。足もと１０９円台後半でもみ合う為替の動向などが注目される。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、２７業種前後が高い。値上がり上位に鉱業、保険、倉庫、非鉄、情報通信など。値下がりは海運、不動産、繊維など。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）