動点Pさんのブログ

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一年おつかれさまでした

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こんにちは。動点Pです。
先週は少し忙しくて飛ばしてしまいました。すみません。
早速指数を見ていきましょう。

                  値            前週比     年初来
S&P500     4725.79    2.28%    27.70%
NASDAQc  15653.37   3.19%    23.27%

S&P500(週) sto RSI(%K) 42.66

というわけで、1年が終わろうとしています。S&P500はここにきて年初来高値です。なんと27.7%! びっくりです。年初に1000万円預けたら270万円浮いていることになります。為替が円安に振れていますからおそらく30%以上になっているのではないでしょうか。先週S&P500は弱かったので、週足のストキャスティクスRSIはまた20を切ってくるかと思いましたが、反転しました。今年は本当に強かったですね。

今年は私もけっきょくS&P500に助けられました。私は今年2月から投資を始めました。最初、なにを買うべきかわからずに人に聞いたり、本を読んだり、YouTubeをみたり、いろいろと試行錯誤が続きました。それで、S&P500とJリートを買い進め、どれもプラスでした。ビギナーズラックだったと思います。その後Jリート銘柄たちを処分し、個別株をさわりはじめました。しかしやはり最初は感覚がつかめずに損を出しました。痛い勉強だったと思います。でも少しずつわかってきて、少しの上げ下げには動じず、個別株をゆっくりもてるようになってきました。

先々週の前回のブログで言ったとおり、先週の米国市場はギクシャクしました。しかし今週はけっこう強く上がってきました。米国市場も日本市場も出来高が少ないのが心配なところですが、明日からも上がると思っています。

上がると考える根拠は、1つはマクレランオシレータというものがあります。この指標は市場の勢いを示す指標と言われています。市場の上がった銘柄と下がった銘柄の差から相場の勢いを計算します。Advance/Decline Lineのモメンタム指標のようなものです。以下のサイトで確認できます。


マクレランオシレータは今週プラスになりましたから、しばらくはまだ市場は強いのではないかと考えることができます。逆に、S&P500などの指数が上がっているのにこの指標が下落している場合、指数のほうがどこかで下落する可能性が高いと考えることができます。これまでのブログで書いたように、市場が下落するときはだいたい小型株から落ちていきます。そのためこの指標は小型株の下落をいち早く発見できるといえるかもしれません。

それでは来年の米国市場はどうなるでしょうか。今月14,15日のFOMCでパウエル議長がテーパリングを早めることを発表しました。3月までにFRBの資産購入をやめるそうです。そして来年2022年は利上げを3回やるだろうといわれています。米国は消費者物価指数CPIが前年比で6.8%となっており、数十年ぶりの高い値です。FRBはこのインフレを抑えようと必死です。 

US Deparment of Labor CPI chart (アメリカ労働省のページ) 

しかしこのインフレの大きな原因は原油高です。このままいくと悪いインフレ、つまりスタグフレーションになる可能性があります。すでにアメリカの消費者はこの物価高で不安を感じているようです。たとえばミシガン大学消費者態度指数は前年比で下落しています。

The University of Michigan Consumer Sentiment Index (MCSI)

私は、来年春頃にアメリカ市場は一度大きく下落するのではないかと思っています。そのときに一括投資をするチャンスがくるのではないかと思っています。もちろんこれはかなり安直であてにならない予想で、どうなるかはわかりません。

金利が上がる状況ではグロース株が弱いので、来年はバリュー株が強いと言われていますが、どうなるでしょうか。とりあえず今年一年のバリュー株とグロース株を比較してみましょう。図を添付します。
グロース株のETF $VUG を青い線、バリュー株のETF $VTV をオレンジの線で示しています。これをみるとグロースが27.3%、バリューが24.78%です。バリュー株のほうが劣っているようにみえますが、このETFは配当が2.16%あるので、ほとんど同じといっていいと思います。今年はグロースが強いと言われていましたが、バリュー株も意外と負けていません。そしておそらく来年はバリュー株のほうが強いと思います。その考えでいくと、来年はS&P500よりもダウ(NYダウ工業株30種)のほうが強いかもしれません。ダウの中にはディズニー、シェブロン、エクソン、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが入っていますし、来年の成長が期待できそうです。

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日本株はどうかというと、残念ながら岸田首相の経済政策がふるわないので来年前半は弱いままではないかと思います。でももしかしたら、中盤から明るい兆しが出てくる可能性もあると思っています。このへんはかなりあてずっぽうなのでまったく自信はないです。

でも日本国内の銘柄は身近に感じますし、財務などを調べていても楽しいです。長期でもつのであれば、現在成長していて、これからも成長すると信じられる企業を選んでおけばいいのではないでしょうか。前回のブログでも書いたように、最近は週足でみるのが楽しくなりました。昼は仕事があるのでそんなに時間とれませんし、個人投資家は長期投資のほうが勝ちやすいと思います。

みなさんは今年一年どうでしたか?浮いた人も、沈んだ人も、また来年があります。来年もいい年にしましょう。

それではまた来年。よいお年をお迎えください。
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