TAROSSAさんのブログ

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日立建機の4~6月期は欧米の住宅需要増で純利益35倍

日立建機が28日発表した2021年4~6月期連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期の35倍の71億円だったそうです。
主要国での住宅建設やインフラ投資で建機の販売が回復し、為替相場の円安基調も収益を押し上げたようです。

売上高に当たる売上収益は34%増の2281億円、調整後営業利益は4倍の118億円だったそうです。
塩嶋慶一郎・最高財務責任者(CFO)は決算説明会で「想定以上に市況の回復が早く、実績は会社計画を上回った」と語ったそうです。
ただ新型コロナウイルスの影響は残り、売上収益や利益はコロナ前の2019年4~6月期の水準には届かなかったようです。

地域別の売上高は住宅需要を追い風に北米が5割増、欧州が2.3倍となったそうです。
資源価格の上昇を背景にロシア・独立国家共同体(CIS)も大幅増収の一方、建機が供給過剰となっている中国は30%の減収で、新型コロナの変異種が猛威を振るったインドも販売が想定を下回ったそうです。

円安は売上収益を145億円、調整後営業利益を42億円押し上げ、経費の増加分を吸収したようです。

2022年3月期見通し(純利益で3.1倍の323億円)は従来予想を据え置き、塩嶋CFOは「新型コロナや鋼材の価格上昇などの不確定要素を考慮した」と説明したそうです。

今後、期末が近づくにつれ、不確定要素が解消され、業績が上方修正される可能性はありそうですね。

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