木下 晃伸さんのブログ

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【投資脳*海外株 】BYDに18億HKドル投資、バフェット

■みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。

※本資料の利用については、
必ずプロフィール画面の重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上
ご利用ください。
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●【中国】BYDに18億HKドル投資、バフェット氏[車両]
●【中国】天津で夏のダボス、米金融危機後初の国際会議[経済]
●【ベトナム・インドシナ】カンボジア投資、チャム商業相に聞く[経済]

※ニュース提供/NNA(http://www.nna.jp/
著者により一部文章が削除、変更されるケースがございます。

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●【中国】BYDに18億HKドル投資、バフェット氏[車両]

米著名投資家のウォーレン・バフェット氏はこのほど、
世界最大の投資持ち株会社であるバークシャー・ハサウェイ傘下の
MIDAMERICANを通じて、深センの自動車メーカー・比亜迪(BYD)の株式
18億HKドル(約244億円)分を購入した。

MIDAMERICANは1株当たり8HKドルで、BYDの株式2億2,500万株を購入。
BYDの株式全体の10%を所有することになる。

アナリストは、BYDが自動車や情報技術(IT)産業に従事しており、
エコ分野での研究開発(R&D)を進めていることや、
再生電池分野で世界大手と位置づけられていることに、
同氏が投資価値を見出した形だと分析している。
深セン商報などが伝えた。<深セン>

【木下コメント】
ゴールドマン・サックスやゼネラル・エレクトリック(GE)に対する出資に
比べれば小粒な感は否めない。

しかし、バフェット氏の最近の投資行動は、凄まじいと言ってもいいだろう。
量、スピードと共に。

世界は金融恐慌を恐れ、投資に二の足を踏んでいる。
その環境下で、本物の金持ちは、しっかりと投資をする。
考え方、発想を学ぶタイミングだと思う。


●【中国】天津で夏のダボス、米金融危機後初の国際会議[経済]

天津市で9月27~28日、世界経済フォーラム(WEF)の国際会議
「ニューチャンピオンズ年次総会」(夏のダボス会議)が開かれた。
開幕式には温家宝首相が出席し、経済体制のさらなる改革を進めていく方針を示した。
会議は、先月下旬の米リーマン・ブラザーズ破綻を契機とした米国金融危機後
初の国際会議となったため、今後の経済観測などが大きな話題となった。


世界90カ国・地域の政財界などから約1,500人が参加し、米サブプライム問題や
世界経済の今後、都市発展などについて活発な意見が交わされた。


第3回夏のダボス会議は第1回目の開催地でもある大連で、2009年9月に開かれる
ことが決まっている。<天津>


【木下コメント】


注目度は決して高くない。しかし、こういった会議を主催し、世界の中心で
あろうとする姿勢に中国の底知れぬ強さを感じる。


議論は米金融危機の影響に集中、「米国版の『失われた十年』になる恐れも
ある」(モルガン・スタンレー・アジアのローチ会長)、「バブル崩壊後の
日本の危機は国内だったが、今回は世界中が影響を受けてより深刻」
(オリックスの宮内義彦会長)。「米政府が投入する公的資金は最終的に
一兆八千億ドルを超える可能性がある」(中国銀行の朱民副会長)との見方を
示した。


世界の中心であろうとする姿勢は、いずれ中国が世界の中核国として成長を
遂げる可能性を十分に感じさせるもの。大幅な下落が続いている中国株では
あるが、このタイミングだからこそ、中長期的な視点をもって投資に臨みたい。



●【ベトナム・インドシナ】平均給与は15%増、米マーサー調べ[労働]


人材マネジメント世界大手の米マーサーと地場タレントネットの2008年
ベトナムの給与動向合同調査で、平均給与が昨年比15%増となり、増加率は
昨年比2.4ポイント上昇という結果が出た。サイゴンタイムズが報じた。


増加率は、役員クラスで15.6%、管理職で15.4%、専門職で14.5%、
ブルーカラーで14.1%だった。特に高い伸び率を示した業種は石油採掘業と
銀行業で、それぞれ19%と19.2%だった。


タレントネットのティエウ・イエン・チン社長によると、昇給の背景には、
高インフレと熟練労働者不足を受け、従業員に対して高い賃金で報いようと
する企業の姿勢があるという。


また、給与支払いで天引き制よりも全額支給制を選択した企業が増加して
82%に達したことも、調査によって判明した。チン社長によると、これは
全額支給制の方が世界的傾向であり、ベトナムもそれに適応しようとして
いるからだという。さらに、来年1月に施行となる個人所得税法に足並みを
揃える意味もあるという。<ベトナム>


【木下コメント】


インフレ率を考えれば、ベトナムの給与水準は急速に安くはないレベルに
なっている。


インフレが高くなると給与水準も上げざるをえない。その結果、企業経営を
苦しませる。資源価格が上昇し、インフレが浸透する流れは、世界が同一化
していることを、改めて感じさせる。


BRICsが騒がれ、次はどこだ、という発想はもう終わりだ。いまは、各国を
つぶさに観察し、国毎に投資妙味を考えていく必要がある。包括的に新興国に
投資をすればいい、という発想は捨てた方がいい。


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 編集後記
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暴落


世界的な暴落が続いています。金融危機に揺れる米NYにつられてしまう動きは
しばらく続くでしょう。


安定化法案が通過しなくても、通過しても、最終的に株価が下落してしまう
ところに、今の相場がパニック的になり、投資家が疑心暗鬼になっている姿が
浮かびます。


一歩踏み出すには勇気がいるタイミングですが、後から振り返れば、危機は
好機であったことは何度も経験しています。私は今は好機である、と考えて
います。
1件のコメントがあります
  • イメージ
    ぽち太郎さん
    2008/10/7 16:27
    こんにちは。

    危機は好機であったことは何度も経験しています。

    そうですね。その通りだと思っています。あまり、深く考え

    ていません。安い所をねらって買っています。
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