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反発弱い。悲観したくはないが、、、

10月1日の日経平均は11368.26円(108.40円高)で終わった。NYダウは777ドル下げを半分以上戻してそれなりの上昇をみせたものの、日経平均は多少上げてみたがどうにもさえない。昨日の下げが483円だから、2割程度しか戻せなかったということになる。日足の水準は、転換線も回復できず。自律反発という域にもとどいていない。月足、週足、日足とも全部まだ下降トレンドである。金融安定化法案はなんとかなりそうな気配であるが、本当に通るかどうか不安でもあり、また実効性があるのかどうかもよくわからない。かてて加えて朝方発表された日銀短観の数字が、2003年6月以来のマイナスと極めて内容が悪く、国内の景況感の後退が深刻であることがはっきりしてきた。このため、アメリカの金融安定化がたとえ成功したとしても、足元に火がついている状況。市場の焦点が、金融不安から実態経済の落ち込みにうつってきており、実態経済のほうの底入れが明確にならないと、なかなか基調の反転はかなりむずかしいかもしれない。
 10月1日のNYは、10831.07と-19.59。一時200ドル近く下げたがなんとか戻してきた。下ひげを長くつけたが、依然として日足でも基準線11077、転換線10924に届いていない。自律反発の領域にもいかないので、反発力は決して強くないので注意が必要だ。月足の雲の上限10859の近辺でとまっているところで分厚い抵抗があるところだが、ここを下に破ってくるとさらに下降の危険がある。安定化法案は上院で、預金保険の限度額引き上げなどの修正を加えて採決の見通しということであり、今度はなんとか通りそうだということだが、住宅市場などはまだ底がみえていない。銀行間の資金の流れも滞っており、金融危機もまだ峠を越えたかどうかわからない。だが金融がたとえ安定しても、これからなお実態経済の悪化を織り込んでゆくという可能性がある。
 為替はなんとか105円近辺でとどまっているので、ドル崩落という最悪シナリオはなんとか避けられているという状況ではある。 
 さて、1日の日本の首相の所信表明演説は、景気対策、財政再建、構造改革という、深刻に矛盾する可能性のある方針を並べているだけのようにみえる。選挙目当てのばらまき以外は、現在の金融危機に対する掘り下げた危機認識や、具体性のある対策はどうもあまりみあたらないようだ。総理は「悲観しない」そうだが、ぼんやりした方針しかないようでは、とても楽観できない。
 
登録日時:2008/10/02(06:13)

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