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天底チャートとは・・・ [天底チャートの基礎①]

天底チャートとは



チャートの画面構成


天底チャートを構成する一つは、 RCI (画面構成中段)です。

 

RCI (Rank Correlation Indexの略)は、「順位相関係数」と呼ばれています。

 

ある期間内の終値に上昇順位をつけ、その期間の日数との相関関係を指数化したもので

 

「上がり始め」「下がり始め」の時期とタイミングを捉える指標です

 

 

次のチャートをご覧下さい。


これは、2016年8月のドル円1時間足チャートです。

 

一般的なRCI設定(パラメーター=9)で表示した場合、上図のようになり、

 

これでは参考程度にしかならず、ほとんど役に立ちません。

 

では、次のチャートではどうでしょう。

 

 

 同じ時点でのチャートですが、RCIの線の密集点が、ローソク足での高値・安値の転換点のポイントと

 

ほぼ一致していますので、一目でここが転換点というのがお分かり頂けると思います。

 

RCI自体は、古典的なありふれた指標で、1本表示では、視覚的には流れを掴む程度のものですが、

 

10本前後の重ね表示にすると、かなり直感的に、視覚的に理屈抜きに転換点がわかり易くなります。

 

視覚的に捉えた特徴から言うと他の古典的指標で、ダマシも多い、MACDやRSI等と比較して


RCIには、相場の転換点において、遅いRCI線と速いRCI線が折り返し点で必ず規則的に交差する


つまり、ボトムから上向きに上がる時に、遅いRCI線を速いRCI線が上抜く、という特徴があります。

 

上図のようにRCIのパラメーターを変えながら10種類前後とって複数本の重ね書きをしたとします。

 

すると、明確な上昇、下降の相場の転換点では、非常に整然と、ちょうどメビウスの輪(メビウスの帯)

 

のように複数本の束が密集して下限、或いは上限に収斂した形で転換を示します。

 

ゆるやかな小さな相場転換では複数線がバラケていて、特に遅い方のRCIは充分に上限、下限に

 

付き切らない形でゆるやかに推移します。つまり、遅いカーブを見ていれば、相場は今上げ波動の

 

何合目ぐらいにいるか、下げ波動の何合目ぐらいにいるかを概ね推測できるわけです。

 

そして、全てのRCI線がその上下の限界に収斂して一点に付く時に、高い精度で転換点の


タイミング分析として用いることが出来る、ということになります。

 

但し、RCIを使用する上で、唯一、注意しなければならないのは、強い上昇トレンド中は連続して

 

上昇する傾向があるため、RCIが上限にベッタリと張り付き横ばい状態(強い下降トレンド中はその逆)

 

となるため判断しづらくなります。これは、時間足をより上位に変更することで補うことができる


のですが時間足を変えない状態で、この欠点を補う為のもう一つの、そして、より重視する


テクニカル指標が、ストキャスティクスとなります。



ストキャスティクスもごくありふれた指標ではありますが、RCI同様に10本前後の重ね表示にすると、

 

やはり視覚的に理屈抜きに相場の転換点がリアルタイムで確認できます。




上図をご覧下さい。 前述の通り、RCIは、上限に張り付いてしまいますが、ストキャスティクスの方は、

 

それ程張り付くことはなく、両指標を同時に見比べることで、より天底判断がしやすくなるということ


です。

 

さらには、より上位の時間足のチャートを合わせて、常に同時表示することで判断を補います。

 

勿論、この2つの指標でも100%完全なものになり得るわけではありません。しかし、この重ね表示の

 

RCIとストキャスティクスの複数線の密集度に習熟して行けば、必ず有効な鍵が掴めると思います。

 

少なくとも他の古典的指標を何本重ね書きしてみたところで、これほどの効果は得られません。

 

同様の考え方は、移動平均線にも当てはまります。

 

天底チャートでは、一般的な移動平均線の使用方法(5日線、25日線、75日線等)ではなく、やはり

 

10本以上の重ね表示にしています。



移動平均線も複数本を重ね表示することにより、RCI・ストキャスティクスと同じような『収斂』と『拡散


を繰り返しますので転換点が視覚的に見やすくなります。

 

このような3つの組み合わせのチャートとして使うと更に転換点認識の確実さを高めることが


出来ます。

 

 

天底チャートを一言でまとめますと、

 

『 複数のRCIやストキャスティクスの束が下限で収斂し、交差の後、上向きに拡散を始める時、

 

それに加えて移動平均線の帯の上にローソク足が出た時は、買い転換(上昇相場)

 

逆に、複数のRCIやストキャスティクスの束が上限で収斂し、交差の後、下向きに拡散を始める時、

 

それに加えて移動平均線の帯の下にローソク足が出た時は、売り転換(下落相場)、』

 

ということが見た目でわかり易いチャート、ということになります。

 

 

単純なようでいて、この移動平均線というフィルターをかけることによって、より精度を高めることが

 

出来ます

 

テクニカル分析の重要ポイントは、とにかく

 

転換点が明瞭で見易いこと、騙しが少ないこと、タイミングが遅れないこと、

 

この三つに尽きます。

 

数ある古典的テクニカル指標の中にあって「複数本数のRCIとストキャスティクスの重ね表示」だけは、

 

明らかに違う有効度を持っている、ということはかなり自信を持って強調できます。




次回、[天底チャートの基礎②] につづく。



※出典ブログ:https://ameblo.jp/ten-soko/entry-12309891031.html

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