ほんま そうかいさんのブログ

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平成相場三昧伝 還暦記念速習49日間(死の哲学)

☠チベットの死者の書を讀む第37日目

別伝;鹿児島縣(薩摩国)の宗教。


 もともと島津氏は、曹洞宗(禅家)。ちなみに、西郷隆盛と大久保利通が、幼ゐときに座禅を組んだ、座禅石と言はれる石が、

鹿児島市内にあります。まず間違ひなく、西郷や大久保は、

そうとう禅の修行をしてゐます。

當時の武家の一般教養の感。

ボクんちは、農家兼肥料商なので、あまり佛教には、縁はなかった。でも、*曹洞・土民といふぐらひだから、すこしは座禅もしたのかなぁ。         

 *「曹洞土民・臨済将軍」禅風の違ひを言った言葉。


 島津氏は、念仏停止の令を出したので、農民や漁民は、

隠れ念仏といふ山の中の洞穴で、念仏を唱ゑたり、あるいは船の上の舟箪笥のなかに阿弥陀像を隠し持ち、南無阿弥陀仏と唱ゑたとか、記録に残ってます。いはゆる「かくれ念仏」。


明治になってから、仏教は、封建時代の象徴と看做されたのか、非常に激しい廃仏毀釈が起こってゐます。


 そのあと、浄土真宗が布教に成功し、いまは、ほとんどのお寺は、西本願寺か東本願寺の寺です。

往生すなはち阿弥陀如来の主宰する浄土(チベット仏教では不死のリクパ)に生まれ変わるといふ、もしくは生まれ変わらせてもらふといふ願は、どこ行ったのやら。

ハッキリ言って、霊園経営や納骨堂経営に、御坊様方は、夢中なんです。

曹洞宗や臨済宗やらの禅宗も流行らなひな。双方とも、死の哲学は有してゐなひの感あり。

禅は、もともと宗教といふよりは、ラージャ・ヨーガ(瞑想行)にあらずや。


 そのほか、修験道これは、ラマ僧をすこしは、連想させる超能力者集団。たとえば関ヶ原の戦ひでは、島津氏を守護しながら、

祝詞や陀羅尼や真言(神仏混交)を唱えてゐた。

そのあとで有名な関ヶ原の横断。

これも明治以来、真言宗に吸収されたのかな。いまでも護摩をたいたり、火渡りの行をやってる寺もありますぞ。

ただしボクには、縁がなひので、死にかんして、どんな教義を有しているかは分からなひ。


 ほかに奄美の方では、易断(ユタ)といふ占い師。霊能者(ノロ)といふ呪術師がおり、琉球弧に独特の宗教がありますけど、これは、仏教ではなく、シャーマニズムなのかな?

これまた分かりませぬ。


 創価学会は戦後、鹿児島でも大発展。でも死の哲学は有してなひな。隣近所にも学会員は多ひから、これ以上、悪く言ふのは、止めとこ。

幸福の科学いやさ科学といふからは、実際にデータや研究論文をだしてみろよ。死後の研究は、してなひだろ。


鹿児島は、といった、精神世界でありまする。

むかしから、神や仏よりも、喰ったり飲んだりに目が行くやふな、縣民性では、あります。

ここで、さらにチベットの死者の書を讀み進めやふ。

              第37日目おはり。


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