優利加さんのブログ

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上昇チャネルの上限に近づいている

昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -53.76 @18,169.27, NASDAQ -26.43 @5,283.40)。ドル円為替レートは104円台前半での推移。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,286に対して、下落銘柄数は557となった。騰落レシオは145.21%と依然としてかなり高く、過熱感が強い。東証1部の売買代金は1兆8114億円へ減少し、また2兆円を割り込んだ。

TOPIX +5 @1,383
日経平均 +27円 @17,392円

TOPIXも日経平均も下げて始まった。しかし、前場の株価下落を受けて日銀によるETF買いの思惑が広がり、株価指数先物が先行して上昇した。すると、先物高で割安になった現物株に買いが入る裁定買いが発生して日経平均を押し上げた。チャートを眺めると、7月上旬からチャネルを形成しながら緩やかな上昇相場が形成されているのがわかる。今現在は、このチャネルの上限辺りに来ている。個人的には、6割程度の含み益のある銘柄もあるので、そろそろいったん利食い時かな?

今日も日本電産は異彩を放った。円高下でも堅調な業績見通しを示して年初来高値を更新し、業績への過度な不安が後退した。株価は1年2カ月ぶりに1万円台を付け、堅調だった。日電産は、スマホ市場の成長鈍化にいち早く手を打ち、脱スマホ戦略が奏功した。日電産の2017年3月期の増益は、車載と産業用モーターの事業拡大が支えることになる。

他方、コマツも注目を集めた。米キャタピラーが10月25日に発表した7~9月期の決算は、純利益が前年同期比49%減った。資源価格の低迷や新興国経済の減速で鉱山などからの建機の受注が振るわなかったことが主な原因である。これを受けて一時、コマツが4%安、日立建機も1%安まで売られた。しかし、コマツは後場にかけて下げ幅を縮め、引けは2%安で終え、日立建機も1%高に転じた。悪材料をほぼ跳ね返したことになる。

33業種中26業種が上昇した。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、不動産(2位)、食料品(3位)、建設(4位)、水産・農林(5位)となった。

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