kabukabumanさんのブログ

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最近の日経平均株価、1月に比べると怖くないですか ^^;

週末の日経平均は私が当面の上値メドだと考えている17250円を一時上回りました。


因みに終値は17184円、ドル円相場の一日平均値は104.18円でした。


ところで下のグラフはCME通貨先物取引の状況ですが

円ロングの水準が、最新の10/18と1/19で酷似していることが分かります。


            

                                      1/19

そこで10/18と1/19の「日経平均」及び「ドル円レート(一日平均)」を比較してみました。


10/18 日経平均 16963円  ドル円 103.79円


  1/19 日経平均 17048円  ドル円 117.61円


日経平均株価の差は殆どありませんが、ドル円レートは1月に比べおよそ14円の円高です


一方、ドル円相場と日経平均株価の相関関係ですが

両者のチャート分析から、ドル/円の上昇率と日経平均株価の上昇率は

概ね「1:2」になる傾向があると言われています。(異次元緩和以後は狂いが生じています)

つまりドル/円が1%変動すれば、日経平均株価は2%程度変動するという訳です。

(ご参考)

http://lets-gold.net/chart_gallery/chart_nk225-usdjpy.php


http://kabusoba.webcrow.jp/morekabushiki158nikkei-dollar.html


しかし1/19と10/18を単純に比較すると大きな矛盾が浮き彫りになります。


日経平均株価 ➡ -  0.05% (ドル円レートを基準に考えると  経験値は-23.50%)


ドル円レート ➡ -11.75% (日経平均株価を基準に考えると  経験値は-0.025%)


従って1/19の日経平均株価を基準に過去の経験則で計算し直すと

17048円×(-23.50%)=13041円 になり、その差は何と4000円もあるのです。


因みに、7月の金融政策決定会合で日銀はETFの買い入れ枠を拡大しましたが

兜町では日経平均をさらに2000円以上押し上げる効果があると予想されている様です。


また黒田バズーカ第二弾が放たれた時も同等の押し上げ効果が期待され

事実その後の日経平均株価は、円相場との連動性が経験則から大きく上方へ乖離しています。


勿論日銀のETF買い入れ効果が日経平均を4000円も押し上げているとは限りませんが

日本株を買っている海外勢の大半はそれが主たる動機であり

間違っても実需買いを行っている訳ではないと思います。


その理由ですが、外資系証券の先物・オプション手口が

6月以降16000円~17000円のレンジ相場を形成し、未だ手口に変化が見られないことです。

裏を返せば、ヘッジファンドを含めた海外機関投資家の日本株に対する売買手口が

「下がれば買い、上がれば売る」を繰り返しているだけだと考えて良さそうです


とにかく指数が下がれば必ず日銀が買ってくれる訳ですから

海外の機関投資家にとって今の東京市場は「猿でも儲かる相場」だと思います

しかし何時までもこの様な美味しい相場が続く筈はありません。

恐らく異次元緩和の限界が見え始めれば、彼等はさっさと資金を引き揚げるでしょう。


いや、既に見えているのかも知れません。

何故なら「安く買って高く売る」を繰り返しながら

投資主体別売買動向は6月以降も売り越し傾向が続いているからです

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp


(ご参考:日銀のETF6兆円買い入れに関する考察)

http://www.sc.mufg.jp/report/fj_report/pdf/fj20160808.pdf



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