TAROSSAさんのブログ

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1~9月の自社株買いが経営効率を高める機運で最高の4.3兆円

上場企業による自社株買いの実施額が1~9月に4兆3500億円と過去最高を記録したそうです。

企業統治強化の流れのなか、資本圧縮で経営効率を高めようとの機運が強まっているためのようです。

一方、新株発行による資金調達は7000億円程度と低い水準にとどまっており、内外経済の成長鈍化で設備投資などの資金ニーズが鈍っているほか、金利低下が追い風となって社債で必要な資金を調達しやすくなっていることも影響しているようです。

 

今年に入って大型の自社株買いが相次ぎ、NTTドコモや新日鉄住金がそれぞれ1000億円超の買い入れを発表しており、この結果、1~9月の自社株買いは前年同期に比べて約4割増え、年間でも最高だった2015年(約4兆8000億円)を上回る可能性が強まっているようです。

 

一方、新株発行による資金調達(公募増資と転換社債の合計)は7200億円と4年ぶりの低い水準にとどまっており、イオンフィナンシャルサービスの138億円の公募増資など小規模な案件が目立ったそうです。

 

株式発行による資金調達よりも資金を株主に返す自社株買いを企業が優先しているのは、企業統治の強化がひとつの理由のようです。

 

上場企業は100兆円超と過去最高水準の手元資金を抱えており、株主から預かった資金をいかにうまく使って利益を稼いだかを示す「自己資本利益率(ROE)」は15年度に7.8%と2年連続で低下したそうです。

12%と2桁のROEを誇る米国企業などに比べると見劣りしており、日本企業には海外投資家を中心に余剰資金の圧縮を求める声が強まっており、「資金需要の乏しい企業は自社株買いに動きやすい」(野村証券の西山賢吾シニアストラテジスト)とのことです。

 

株主還元であれば、私個人は配当を上げてほしいんですが。。。

 

9437:2,568.5円、 5401:2,055.5円、 8570:1,805円

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