タカタの決算はリコール費用が膨らみ最終赤字130億円

[TAROSSAさん]

タカタは、2016年３月期の連結最終損益が130億円の赤字（前の期は295億円の赤字）になったそうです。

昨年11月時点では50億円の黒字を見込んでいましたが、衝突時に異常破裂する恐れがあるエアバッグのリコール（回収・無償修理）の追加費用を特別損失に計上し、２期連続の大幅赤字が避けられなくなったようです。

 

同社は２日、不具合の原因が明らかなリコールとして認めた対象車で、部品交換の遅れなどから166億円の費用が発生したと発表しており、これらの金額を前期の業績予想に織り込み、下方修正したとのことです。

 

前期の売上高は前の期比12％増の7180億円と従来予想並みで、シートベルトの販売が米国などで好調だったため、営業利益は27％増の420億円と従来予想（400億円）をやや上回ったそうです。

 

日本時間の５日には、最大4000万個のエアバッグ部品を追加リコールすることで米運輸省高速道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）と合意しましたが、「原因が明らかでない」とし、この分と国内追加分の費用は前期の業績予想に計上していないそうです。

 

リコール費用が1兆円かかるとも言われていますが、会社が存続できるんでしょうかね。

 

7312：340円