《独り言》
4月以降の国内外の株式、金利、為替、原油市場について以下の通りまとめました。
以下を踏まえて今後を想定すると、株価が上昇するきっかけとなる最大のポイントは
・5/26-27に控えるサミットにおいて財政政策による景気刺激策を実行することでコンセンサスをとることができるかどうか
と考えられる。
安倍首相が欧州で各国首相に対してその調整を進めているように見えるが、そのコンセンサスがとられると市場がとらえることができれば上昇に転じるきっかけとなろう。
サミットについてのスケジュールは以下のURLで確認できるが5/20-21日に財務大臣・中央銀行総裁会議が行われる予定。
となると、5月中旬までは弱い相場が続くのであろうか・・・
http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/summit/schedule.html
<株式>
・日本株は4月上旬は日経平均が一時15460円(4/8)をつけるなど円高が進行するなどリスクオフモードが強まり下落した局面にあった。
・中旬以降は原油価格上昇などもありリスクオンモードとなったことから上昇に転じた。
・4/21のECB、4/27のFOMC、4/28の日銀といった中央銀行の金融政策に対する期待感が強まったことも投資意欲を高めたとも推察される。
・しかし、4/28の日銀の金融政策の現状維持の決定の結果、相場は急落。円高も大きく進行した。
・米株は4月中旬に年初来高値を更新するなど堅調に推移。
・日独と比較して現時点においても底堅さを感じる状態。
・欧州株はECBの追加的な金融緩和なしという決定の結果、下旬から下落基調に。
<債券市場>
・円金利はマイナス0.01%前後で推移。下落基調に歯止めがかかっているようにも見えなくはないが、上昇に転じる気配もない。
・米金利は1.7-1.9%で推移したが、利上げペースが後退するという見方が強まると直近は一時より金利は低下した。
・独金利は0.1-0.3%で推移。ECBが金融政策を維持すると決定すると、債券は売られて金利は上昇している。
<為替市場>
・ドル円は1ドル=108-112円で推移する局面が多かったが、日銀の金融政策現状維持の結果は108円をブレイク。現状は105円台まで円高が進んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=123-126円で推移する局面がみられた。しかし、ドル円同様に円高が進行。ただし、現状はドル円ほどではなく122円台後半で推移。
<原油市場>
・4月は上昇基調にあった。
・産油国が増産凍結に合意するなど需給バランスの改善がみられるということが上昇の主因。
【株式】(出所:Yahoo!Japan)
・日経平均
・SP500
・DAX
【10年金利】(出所:ロイター)
・円金利
・米金利
・独金利
【為替】(出所:ロイター)
・ドル円
・ユーロ円
【原油】(出所:ロイター)
(注)上記について、内容が正確でない場合もあります。投資判断はご自身でお願いいたします。また、予想も含まれていますが、日々変わる情勢に伴い、予想もかわることもあることを含みおきください。