株屋あおい須臾さんのブログ

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損切る勇気はお持ちですか?

ここが結局、玄人かどうかの分かれ道。

あなたの運用している全資産を換算した金額を思い浮かべてください。(ざっとでOK)
次のうち、どちらかの選択肢を必ず選ばなければならないとしたら。。。

A.無条件に、資産総額が半減する=総資産は50%減少する
B.50%の確率で「資産総額が減らない」が、50%の確率で「全資産を失う=100%減少する」

ここでためらいなく【A】を選ぶ、それが損切りの極意です。
いかに損切りが難しいか、ということがわかると思います。
※なに当たり前のこと言ってんの、という方、あなたは立派な玄人です。


逆にするとわかりやすいと思います。

A.無条件に資産が1.5倍になる=50%増加
B.50%の確率で「資産総額が増えない」が、50%の確率で「資産総額が2倍になる=100%増加する」

これ、大抵はAを選びます。
Aを選び、無条件で1.5倍に増えるっていうのは、投資ではありえないボーナスです。
Bを選び、増えないってリスクを背負って勝っても、手に入る利益は結局、総資産の半分です。
※だってAを選べば1.5倍までにはなるわけで、リスクの対価は【2-1.5=0.5】、つまり半分。
最終的な資産総額はどうあれ、心理的には「リスクを負う0.5」よりも、「リスクのない0.5」を選ぶほうが易しいのです。

以上の損得それぞれの選択、金額ベースで考えれば同じことを逆のベクトルにしただけです。
得を確定することに比べ、損を確定することはなかなか難しい、ということが、なんとなくわかる気がしませんか?

5件のコメントがあります
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    Kaminaさん
    2016/3/4 00:26
    こんばんは。
    (´-`).。oO(自分はBを選んじゃう・・・・・・
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    プラス局面ではそれもありだと思います。しかしながら、あくまで投資を継続した資産形成と考えると、マイナス局面でのBを選ぶのは絶対にお勧めしません。一発退場があります。現実的にはこれほど極端な場面はありませんが、どちらがダメージが少ないか、という観点からは、損きりが現実的である、と言えるでしょうね。
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    始めまして、こんばんわです。
    ご投稿の意味、すごーくわかります。損切って、大切ですよね!
    損切より簡単ですが、利確のタイミングも簡単なようで簡単じゃないですよね。
    株って、難しいですね><

    私見ですが、損切できると比較的に利益を創出できると思います。

    今は、株を始めたころの塩漬け重荷銘柄を保持しつつ戦っております。
    銘柄に惚れると、痛いことになりますねぇ。
    自分の考えを否定して、損切できていれば、もっと良かったのに・・・・
    今は、これらを別物として取り扱って、スイングしています。

    まっ、経験して学べるってことですよね。

    基本は国策に売り無しという格言を信じていますが、マイナスも大切に抱え込んでしまっています。ただし、損切ラインは引いていますですハイ。
    ちと、国策に売り無しの意味合い勘違いしているかもしれません!
    国策株は売り建てするなっていう意味かな・・・・

    私、値動きの激しい株をスイングして、利益が出れば長期保有に投資するスタイルでやっています。

    みん株のPFは悲惨な状態ですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

    ネコ



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    夢想人さん
    2016/3/4 22:13

    A=0.5*X=0.5X

    B=0.5*1*X+0.5*0*X=0.5X


    期待値計算では、AもBも同じでは?


    リスク選好か回避かのいずれかの優劣は、結論は出てないような気がしますが、いかがでしょうか?

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    平塚のねこちゃわんさん、夢想人さん、コメントありがとうございます。そして夢想人さん、期待値という観点での判断は、Bの「ゼロ」を引いても構わない場合にのみ、等価となります。ゼロベースでやり直せる程度の金額であれば、どっちに転んでも構わないわけですし、判断ミスも痛手になりません。しかしながら、相場に参加されている方のほとんどは、「ゼロになってもいいギャンブル資金」ではなく、「少しでもプラスにしなければいけない運用資金」だと思います。であれば、そもそもゼロを引くという可能性を、まず潰さねばならない。相場で生き残るということの大前提は、大勝ちするハイリスクよりも大負けしないローリターンを淡々と重ねることだと思うのです。念頭に置く金額を総資産としたのは、それが全滅するリスクを背負って、リターンを求めにいくようでは、相場で長生きできませんよ、ということを伝えたかったのです。
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