映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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安値更新

9月4日の日経平均は、17792.16(-390.23)と大幅反落。先日の安値を割り込んだ。二番底を形成することを多少期待していたが、安値を割り込んだことで、更に下値を探る可能性がでてきた。雇用統計を控え、利上げが始まる確率が高まることを懸念して株からの資金引き上げが起こっているように思われる。その雇用統計は、雇用者増は予想を下回ったが、失業率は予想を上回る改善。9月か10月には利上げをする可能性が高いのではないか。ダウはそれを予想して272ドルと大きく下げている。


いいところまで下げたとか、値ごろ感があるといったことを言う向きもあるが、日足は下向きの転換線の下で転換線にきれいに抑えられており、パラボリックも下向きで株価を抑えこんでおり、MACDも反発しているものの深いマイナス圏にあり、トレンドは強い下降。週足、月足のパラボリックもすべて下降中。長期、中期、短期の底打ちを確認するまでは、新しい投資資金が入ってくることは、なかなか考えにくい。


問題の発端である中国市場については、公安によって売りを仕掛けるトレーダーをとらええていると伝えられている。無茶なやり方の背景には権力闘争があるのかもしれないが。その真偽はともかく、まともな市場の体をなしていない。介入にもかかわらず、上海総合は多少落ち着いてはいるが、日脚も基準線、転換線の下。それよりもこの当局の介入の仕方自体が、不信感をあおっているので、資金流出は避けられないと思われる。今回の抗日記念軍事パレードも、中国は、日米にに対抗する軍事大国化をめざす意図をあらわにしており、西側は中国への不信感をさらに高めてゆくことになってゆくかもしれない。鄧小平以来の改革開放の流れは大きく曲がり角を迎えているのではないか。
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