映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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だいぶ下げましたが

日経平均は年末に高値16229をつけてから2月5日に13995まで下げ、12日に14488まで戻して再び下げてきた。日足は雲の下、基準線の下で、転換線14569も切ってきており、弱い。MACDも頭を打っており、戻りに勢いがない。ただし日足のパラボリックは14013にあって、上向きになっており、これをきらなければ、目先の底はつけるように思われる。万一これをきれば苦しくなるが。週足は基準線、転換線の下になっていて下降基調だが、雲の上限が13727あたりにあり、この辺が下値の抵抗帯となりそうだ。とはいえ、MACDは下げ止まっておらず、パラボリックは下向きで15997とかなり上にあり、中期的な調整が続くことを示唆している。月足で見ると転換線は14368できってしまっているが、雲の上で基準線は12279にあって、長期的な上昇基調はまだ維持している。ただしパラボリックはすでに下向きに変わっていて、かなり足踏みしそうな気配である。

為替のチャートはよく似ている多少ましだ。日足では雲の中、基準線の下で転換線101.70をためしにきているところ。雲の下限が101.5、パラボリックも上向きだが101近辺にある。これらをきってくると苦しくなる。維持して反発できれば目先底を確認したことになろう。週足は雲の上、転換線の下だが、基準線が101にあり、基準線を試しているところで、株よりは形がましだ。ただしパラボリックは下向きでかなり上空にあり、やはり中期的な調整が続きそうだ。月足は雲の上、基準線の上、転換線99.60の上にあり、まだパラボリックも99.39で上向きを維持していている。もっともMACDは頭をうってきており、DMIもプラスとマイナスDIが交錯するところまできており、先行きやや不透明だ。

アメリカの景気指標がさえない。寒波の影響だと言われているが本当にそうであれば早晩勢いを取り戻し、株も底を打ってくることが期待される。しかし株のチャートはかなりこじれてしまっており、底打ちしても上をめさずには時間がかかりそうだ。新興国の通貨がどのような波乱をもたらすかも心配だが、純粋な経済的要因以外にも、政治的な懸念材料も少なくない。日中、日韓関係が最悪なのは言うまでもないが、日米にも隙間風が吹いている。アベノミクスは、結局円安頼みなのだが、アメリカが安倍政権の国家主義的な姿勢に不快感を示し、これ以上の円安を許容しないような態度をとるのであれば、失速しかねない。成長戦略にはこれといった効果があるようなものは見当たらないようだし、安倍政権が経済より本来の国家主義的な政策にシフトしてゆくのであればーその可能性はかなり高いー、為替も株も頭が重いだろう。チャートはそうした懸念を写しているのかもしれない。
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