映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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反発にはいってくれるか

8月13日の日経平均は13867(+347.57)と窓を開けて上昇。雲の下限13375近辺で底を打っ反発、日脚の基準線14191、転換線13948には届いていないが、週足の基準線13503、転換線13684は回復した。日脚MACDは反発しているが週足MACDはまだ底打ちしておらず、ここで下げ止まり反発局面にはいったかどうかはまだ微妙だが、中期の節目を守ろうとしている動きと考えていいだろう。


為替が98.19と円安に戻している。二本の長い下ひげを引いてから大きく反発、転換線97.88を回復した形で、週足も基準線97.29転換線97.84を回復した。こちらも中期の節目を守ろうとする動きとみられる。


アメリカの小売統計に反応して円安に振れているようだが、アメリカの景気の回復基調は続いておりこれに為替が素直に反応しているあたり、直近の下げが夏枯れ相場の中で量的緩和の縮小を織り込む形のものだったとすれば、楽観的にみれば、そろそろそれも終わり、底をうったような気もするが、どうだろうか。日本の消費税導入や法人税の下げといった問題も気にはなるが、統計的にきちんと解析しているわけではないが、どうも東京の株は、国内の材料よりも為替感応度が非常に高く、アメリカの景気回復→アメリカの金利上昇→円安→輸出企業の業績回復→株高というシナリオが復活できるかどうか、というのが当面のメインの関心のような気がする。消費税の導入は、国内景気にはマイナスだろうが、とんでもない借金だらけの財政であり、ギリシャなどのこともあり、もし消費財導入を反故にすれば、海外勢が抱く財政破綻の懸念から円が売られる危険も大きいのではないかと心配される。安部首相が示唆している法人税の下げが本当に効くかどうかは別として、消費税のマイナス効果を相殺して市場の懸念を払拭しようとしている政権の意図はわかるので、マーケット的には、財政再建と成長を両立させる意欲をかって、それなりの評価があっておかしくなかろう。参議院選挙の材料でつくしから、量的緩和縮小を織り込んできた市場だが、日柄も調整も進んできているので、これからは、アメリカと日本の業績回復や構造改革のポジテイブなニュースに反応してゆくようになればいいのだが。
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