米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ソフトバンクの長期会社格付けと長期優先債券格付けを「トリプルB」から2段階引き下げ、投機的水準とされる「ダブルBプラス」にしたそうです。
週内にも完了する米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収により、有利子負債が増えるとの見方を反映させたようです。
S&Pはソフトバンクを事業面と財務面から評価して格下げを決めたようです。
事業に関しては、国内携帯電話市場におけるソフトバンクの存在を「強固な市場地位」と評価する一方で、米国市場におけるスプリントについては、厳しい競合状況が、今後2~3年で大幅に改善することはないとしたようです。
財務面では、買収費用の大半を有利子負債でまかなうため、債務負担が大幅に高まるとしたほか、スプリントが子会社化する米高速無線通信会社クリアワイヤについて、負債依存度が極めて高いとして、結果的にソフトバンクの連結の財務負担がさらに増すとの見方を示したそうです。
ソフトバンクの株価にはすでにこの情報は織り込み済みだと思いますが、明日の株価はどう動くでしょうね。
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