映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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押し目待ちに押し目なしだが

週末4月25日の日経平均は13884.13(-41.95)基準線、転換線の上、MACDはシグナルを抜いて上昇していたが、頭をうっている。週足も基準線、転換線の上。

ドル円98.02で、日足では転換線を割り込んでいる。MACDはゼロラインを切りそうになり、DMIはマイナスが上。週足はなお基準線、転換線の上だがMACDはシグナルを切ってきている。

日経平均は、連休前の様子見で小幅安だったが、為替が100円を突破できないのにもかかわらず、予想外に強い。一旦調整するかと思いきや、押し目待ちに押し目無しの状況が続いている。

株は為替離れしたのではないか、という見方もあろうが、個人的には懐疑的だ。黒田バズーカは、空砲だったという議論もでてきているるように、黒田総裁の異次元的金融緩和は、今のところまだ国内物価に目立った動きをもたらしているようには見えない。唯一の顕著な効果は、政策目的ではないと表向きはされている為替の円安である。従って円安効果が薄れてくれば、期待は剥落する危険がある。アベノミクスというが、金融緩和以外の二本の矢は、女性の活用とか医療産業活性化とか言われているが、どうも迫力を欠いている。一方では安部政権のタカ派的な言動が、中国韓国との緊張をもたらしており、それが経済に悪影響をもたらす可能性があることは、ニューヨークタイムズなども指摘している。要するに安部ー黒田の押し進める政策は、もっぱら円安頼みで、他は現時点では、空砲ではないとしても、デフレを打ち砕くような力には乏しいといわねばならない。

 ところが問題の為替だが、ドル円のチャートは、日足では調整にはいりつつあるようにみえる。まだ日足では基準線を維持しているので、基調転換とはいえないものの、100円を目指す勢いは感じにくい。商いが薄くなるGWに投機的な動きがあるかも知れないが、目先の為替のトレンドが円安方向に戻らないとすれば、円安一服から、株式市場もどこかで一服するのではないかと思われるが、どうだろう。とはいえ90円台半ばで安定すれば、輸出産業は競争力を回復して相応の利益を出せるだろうから、下値は限られ、実体経済の数字がそれを裏付けてくれば、改めてそれを買う動きになるであろう。
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