月は如月、節分の時期。
たまたま入ったスーパーに鬼の絵があったのですが
どう見ても、バカボ○・パパに似ている ![]()
↓これ。(でん六より)
http://www.denroku.co.jp/trivia/image/setsu.jpg
こんな愛嬌のある鬼に豆を投げつけるなんて、
なんかすごく罪悪感を感じるのだが。
むしろ豆を投げつける我々の行為の方が鬼な気が…激しくする。
だってこの鬼、笑顔だぜ?
目に一点の曇りもないぜ!?
しかし、ふとこんな事を思い出した。
フランス革命、ナポレオン時代に暗躍した策謀の天才がいた。
彼の名はジョゼフ・フーシェ。
変わり身の速さは随一。
裏切りは当たり前。
ある勢力の一員であっても、その勢力が力を失えば簡単に敵対側に寝返り、
所属していた勢力を弾圧・処刑する。そんなの屁のカッパ。
しかしフーシェには実力があるので、
信用は置けなくても重要なポストに置かざるをえない。
敵にするには危険な男。味方にしても厄介な男。
ナポレオン政権でも警察大臣となり
秘密警察というスパイ網を張り巡らして多くの人の弱みを握った。
ナポレオンですら秘密を握られた。
あなたは、この男をどう思うだろう?
どんな姿を想像するだろうか?
…なんかページのリンクがバグるので画像貼り付け(汗)
瞳に険悪な光を湛え、
絶えず陰謀を企てる顔は歪み…と思いきや、
そんな影は見当たらない。まったくない。
むしろ物静かなフランス貴族といった感じ。
おっとりしているというか、少し眠そうで無気力な様子すら感じられる。
肖像画なので、多少は盛っているのかもしれない。
しかしナポレオンは
「(フーシェは)猫みたいな顔をして、猫の様に小賢しい」
との言葉を残している。
やはり人相は悪くなかったようだ。
この男が、昨日の盟友を平然と処刑するのか…
顔なんて、あてにならない ![]()
というわけで、スーパーにあった鬼も、
やはり鬼は鬼なのかもしれない ![]()
そう、我々は表面的な物事にとらわれやすいのだ。
本質を見抜く力が必要だ ![]()
それは会社も同じ。
商品イメージでなんとなく良さそうな印象を持っても、
その企業の内実はどうかわからない。
どんなに立派な企業理念を掲げても、
実際に行動が伴っているかわからない。
毎年発表される「就職したい企業ランキング」なんて、
成長性がイマイチだったり、財務が厳しくても上位にランクインする企業があるし。
本質を見抜く目なんて、そう簡単に養えない。
だから少しづつでも、それを読み取る努力が必要なのだ ![]()
蛇足:
以前、駅で素敵なおねーさんたちが待ち合わせをしているのを見かけた。
どうもそのうちの一人が遅刻したらしく、遅れて合流。
すると待たされたおねーさんが、
お上品な口調で「テメェ、おせえんだよッ!」と、おしとやかな言葉を述べられた。
…ワタクシあさっては、
人間の本質を見抜く力がまだまだである事を、
ここに白状します♪
