「国酒」の輸出促進策、政府が計画書

[arama-さん]

　政府は、日本酒や焼酎の輸出を促進するために、世界の都市に日本の酒の情報を発信する拠点を設けるなどの計画書を取りまとめました。

　「国酒プロジェクトは、グローバルマーケティングの成長実現の象徴的なプロジェクトになる」（古川元久国家戦略大臣）

　政府は、日本酒や焼酎を「国酒（コクシュ）」と名付けて海外への輸出を拡大しようという試みを始めています。４日の会合でまとめた計画書では、▽日本の酒の魅力を発信する情報拠点をニューヨークや香港などに設置する、▽輸入規制の緩和や酒類にかかる関税の引き下げに向けた働きかけを行う、▽酒の種類や味の傾向を示す分かりやすいマークを作るなどの具体案を盛り込みました。

　政府は、先月にまとめた「日本再生戦略」で２０２０年までにこの「国酒」を含めた農林水産物や食品の輸出総額を１兆円とする目標を掲げています。（04日22:17）