日本のGDP500兆に対し、国家予算(一般会計+特別会計)は250兆。
家計資産1500兆に対し国家資産500兆。
フローでもストックでも公的部門(役所)の存在感が大きすぎる。
ゆえに、多くの業界は官僚様にひれ伏し、天下りを受け入れざるを得なくなる。
増税すればこの状況は更に補強されますね。
増税=税率アップではGDPに占める国家予算比率は更に膨らむことになるから。
役所はますますウハウハとなる。
年金危機だの何だの言われていても、離れでスキヤキ的なお金の使い方、貯め込み方は依然なくならない。 不要なところにお金が十分すぎるほど流れ、そのしわ寄せが必要なところに寄せられ危機が作られている構図である。 無駄をあぶり出すには、むしろ減税を進めるべきなのです。
前回選挙ではマスゴミ(大手新聞、大手TV)の『政権交代』の大合唱で民主党勝利。
そして、今、マスゴミは『一体改革(=増税)』の大合唱である。
日本国民はまた、マスゴミの大合唱にだまされるのだろうか?
マスゴミ(大手新聞、大手TV)と官僚は、表向きはともかく、裏で手を組んでいるように見える。
マスゴミ(大手新聞、大手TV)の言うとおりにすれば、するほど、役所は肥大化し、官僚様の権限は強くなってきたからです。
マスゴミの主張は、役所・官僚と一部対立するような目くらましはあっても、大枠ではお役所の利益(肥大化)と見事に一致してるのです。
なぜ、そうなるか?
それは、マスゴミ(大手新聞、大手TV)は、役所の規制(新聞の再販制度、TVの電波利権)で保護されている低レベル労働(横並びの金太郎アメ報道)で、高賃金の美味しい業界だから。
で、低レベルのイージー労働が可能になるのは、記者クラブ制度で、役所が記事にしやすい情報(ほぼそのまま記事に出来るので手間いらず)を独占的に特定メデイアに流すからです。
特定メデイア(記者クラブ)のために公共の場所(お役所)を提供し、公務時間を割いて情報提供に努める、、、、役所が政治家向けに行っている国会答弁補助と同じことが、マスゴミ向けにも行われているわけです。
自民は天下り規制を本気でやろうとしたから、官僚に見限られ、マスゴミに叩かれた。
民主党はその轍を踏まないように気をつけている(今の自民党も気をつけている、、ゆえに大連立論調がマスゴミから出てくる)。
さて、このようにお役所が強大化、肥大化し、経済の社会主義化(官僚統制経済化)が進んでいくと、何が起きるか?
経済の低落、生活レベルの低下だけでなく、安全保障の問題が早晩(すでに?)大きくなってくるでしょう。
経済力の低下は、防衛力の低下に直結するからです。
(補足) お役所は、政治家に奉仕し、マスゴミに奉仕して、政治家、マスゴミを応援団にしているわけですが、それだけお役所が汗をかいているかと言うとさにあらず。 本業の方は、民間企業(官需部門)に丸投げしたりしてるからです。 で、丸投げが可能なのは、税金で企業に仕事を流しているから。 つまり、税金を払っている多くの国民が馬鹿を見ているわけです、、、支払う税金に見合わない小さい利権を役所から得ることで。