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「ロタウイルス」予防接種自己負担//一部自治体補助あり

インフルエンザが猛威をふるっていますが、こちらも要注意です。感染すると激しいおう吐などを繰り返す「ロタウイルス」。毎年この時期から春先にかけて急増しますが、どのように予防したらいいのでしょうか。

 全国でピークを迎えているインフルエンザの流行の裏で、都内の病院では、あるウイルスのワクチン接種が行われていました。これからの時期、流行が懸念される「ロタウイルス」です。感染すると激しいおう吐や下痢を繰り返すといいます。

 「5歳までにほぼ100%のお子さんが感染するといわれている。下痢をすることとおう吐することで脱水状態に陥る」(ナビタスクリニック立川 久住英二院長)

 最悪の場合は死に至るケースもあるというロタウイルス。先月末、北海道中標津保健所管内の保育所では園児15人がおう吐や下痢などの症状を訴え、検査した6人の便からロタウイルスが検出されました。国立感染症研究所によりますと、例年この時期から春先にかけて徐々に増加していくといいます。

 ロタウイルスのワクチン接種。既に海外では120か国以上で実施されていますが日本では国の承認が遅れ、去年11月、ようやくスタートしました。対象は生後6週から24週の乳児で、2回接種しないと効果がありません。

 しかし、ワクチンを接種する生後6か月までの時期は、「B型肝炎」「ヒブ」「三種混合」など、ほかのワクチンも重なって、接種スケジュールは過密状態なのです。

 「他の注射も重なって受けられないものもあった。小さい子どもがいると1日のスケジュールを組むことが大変」

 また、予防接種法に基づく定期接種ではないため、およそ3万円の接種費用が全額自己負担となります。

 「(接種が)複数回あると、お財布がいたい」

 先月には生後32週まで接種できるワクチンも承認されましたが、販売はまだ先です。こちらのワクチンは3回接種が義務づけられています。

 「任意とか自己負担となると、その時点で『やりません』という線引きがなされる」(ナビタスクリニック立川 久住英二院長)

 こうした中、既に助成への動きを始めている自治体もあります。栃木県大田原市では、1回の接種につき7000円を助成。また、名古屋市も費用の半額を助成する方針を固めていて、今年10月にも始めたいとしています。

 予防法としては、やはり手洗いやうがい、特にオムツを交換した後などには注意が必要です。

(06日18:09)

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