さて、今回はプチコラム。
金と並んで銀やプラチナが貴金属の代表として類似品と目されるが、
それぞれの金属の持つ2つの顔
"価値"の側面と"素材"の側面から目を逸らしてはならない。
今のところ宝飾品や投資目的の需要の合算が工業用の需要を上回っているのが金であり、
銀の需要は写真で約12%、その他工業用で約50%。
よって主に産業用金属の性質が強い。
プラチナに至っては自動車触媒用だけで過半数を超え、
宝飾品用と投資用は合わせてもせいぜい25%前後だ。
そう、3つそれぞれ個性が違うのだ。
(三つ子を除く) 3姉妹や3兄弟の性格が同じだと勘違いする人はいないのに、
こちらの3姉妹は個性を見落とす人がいるのはなぜだろうか。
蛇足:
『銀は貧者の金』…と言われてもなぁ。
現代では用途が異なる。
(今後は貴金属ETFの発展により、個性の差は縮まるのだろうか)