大臣発言するも 思うように経済伸びず 借り物

[swq*k3*8さん]

11年度の成長率見通し、0.6～0.7％に下方修正へ　与謝野氏
与謝野馨経済財政担当相は24日の閣議後の記者会見で、東日本大震災の影響で2011年度の実質経済成長率が0.6～0.7％程度にとどまるとの見通しを示した。１月に閣議決定した政府経済見通しでの予測は1.5％。内閣府は６月下旬をめどに、政府見通しを正式に１％弱下方修正する方針だ。

　10年度の実質成長率は2.3％（速報値）。与謝野経財相は11年度の成長率見通しについて「１％近く落ちて、0.6から0.7％程度になる」と述べた。震災の影響で、11年度の成長率が前年度を大幅に下回ることを政府として認めた形だ。

　11年１～３月期の実質成長率（速報値）は前期比年率でマイナス3.7％。与謝野経財相は「（実質成長率は）４～６月期もマイナスになるといわれている」と指摘。「震災で生産設備が影響を受けた以外に、サプライチェーン（供給網）や電力の制約などマイナス要因がいくつかある」と説明した。

 

与謝野経財相、供給網復旧「外国が心配するより立ち上がり速い」

 

　与謝野馨経済財政相は24日午後、月例経済報告の関係閣僚会議後の記者会見で、景気の下押し要因となっているサプライチェーン（供給網）の復旧時期について「外国の方々が心配しているようなことでなく、立ち上がりは速い」との見通しを示した。自動車産業などでも、10月ころには震災前と同じ量の生産が可能になるという例を挙げた上で、「現実には企業や経営者の頑張っている姿が分かるのではないか」と説明した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース〕