ヨークさんのブログ

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材料難のなか方向感に乏しい展開か


昨日の米国市場は独立記念日の振り替え休日で休場でした。米国市場ではこのところ経済指標に期待を裏切るものが目立つことから景気失速懸念が強まっています。先週も6月の米消費者信頼感指数をはじめ、ADPによる6月の雇用統計、6月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、5月の仮契約住宅販売指数、そして最も注目された週末の米雇用統計とマーケットの予想に届かないものが相次ぎました。このため米国市場でダウ平均は先週末に7日続落となっており、下落幅は23日の小幅反発を挟んでの21日からの11日間で760ドルを超え、29日には10,000ドルの大台を割り込んでいます。このようにダウ平均が急速に水準を切り下げたことからマーケットは徐々に悪材料を織り込みつつありダウ平均が1日、2日と取引終了間際にかけて下げ渋るなど底堅さもみられはじめています。とはいえ一方で冴えない経済指標が続いていることで反発のきっかけもなかなか掴めないといった状況です。本日の日本市場は昨日の終値近辺で方向感に欠ける展開となりそうです。昨日の米国市場が休場だったことに加え、為替も昨日の水準近辺での推移となっていることで売り買いの材料に乏しいといえます。また昨日の主だった欧州市場も小幅安で特に材料にはなりにくいといえます。今晩の米国市場の動向を見極めたいとして様子見気分が強まるなか、2日続伸の後とあって日経平均は小安くなる場面もありそうですが、割安感が意識されていることから底堅く推移しそうです。
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