ぷよすけさんのブログ

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No.550 日経平均125円安、円のジリ高で下値探る

22日後場の日経平均株価は前日比125円12銭安の1万112円89銭と大幅反落。円の上昇基調を反映し、輸出関連株を中心に利益確定売りがやや加速、下値を探る展開となった。前日の安値水準(1万109円27銭)をわずかに下回る場面もあったが、売り込むような材料も乏しく、5日移動平均線を前に下値は限られた。東証1部の出来高は16億9194万株。売買代金は1兆2086億円。騰落銘柄数は値上がり529銘柄、値下がり987銘柄、変わらず153銘柄。

 中堅証券のマーケットアナリストは「後場から下げが急になったが、きのうの相場が上がり過ぎた面もある。中国における薄型テレビなどの需要増は欧米よりも恩恵を受けやすいほか、7月からの中国人ビザの拡大もあって、少しプラス思考が働きすぎたようだ。一部では人件費の上昇に機械化が進むとの思惑も入ったとの見方もある。センチメントが好転してきたということだが、ここから急な上昇よりも、先は売り物をこなしながら小刻みに上値を試すような展開。TOPIXは前日に二番底を確認できたため、底打ち感は強い」と指摘している。

 業種別では、国際帝石 、JX など石油関連株が売られ、三菱商 など商社株も軟調。東エレク 、エルピーダ などハイテク株は一段安。商船三井 など海運株や、住友重 、THK など機械株も下げ基調を強めた。トヨタ など自動車株も停滞し、住友ゴム 、東海ゴム などタイヤ株もさえない。ガイシ などガラス・土石株も軟調。東ソー など化学セクターも売りが継続。7&iHD など小売株も下落し、第一生命 など保険株も下押した。

 半面、三菱UFJ など大手銀行株は底堅く、ふくおか 、名古屋銀 など地銀株も堅調に推移した。個別では、中国工 が値上がり率トップ。最大3%超の自社株買いを発表した横河ブリッジHD や、株主優待制度の拡充を発表したJBR も継続物色された。ドイツ証が投資判断を引き上げたレオパレス なども高い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、32業種が下落した。

提供:モーニングスター社
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